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松田 梓 教授
( Prof. Matsuda Azusa)
経歴
1951年12月21生まれ
1976年3月 早稲田大学大学院 物理および応用物理専攻修了
1992年3月 博士(理学) 早稲田大学

職歴
1976〜2003年 日本電信電話株式会社(物性科学基礎研究所)
1996〜2000年 東京理科大学客員教授
2003年      法政大学非常勤講師
2004年〜     早稲田大学理工学部物理学科教授

研究経歴
 日本電信電話(NTT)時代から、一貫して超伝導関係の研究に従事。初めに、超伝導コンピュータのためのJosephoson効果デバイスの研究に従事し、その後非線形伝送線路としてのJosephson線路の研究を行う。ソリトンとして伝搬する磁束量子の直接観測などを試みる。Josephson線路の研究で学位取得。  その後、薄膜合成による新超伝導体の物質探索などを経て、高温超伝導発見により、通常の無機合成による物質合成に転換。結晶育成と同時に、輸送特性、核磁気共鳴などによる研究を展開。トンネル分光法の研究を再開し、低温STMの開発を開始。低温STMや輸送現象測定を主に、Bi系高温超伝導体の研究を展開。  早稲田大学に着任後は、強相関物質全体に興味の対象を広げて、低温STMによる物性評価を中心に研究を展開。高温超伝導機構、新超伝導物質、相転移現象、ナノスケール現象の観測などに興味がある。